2017年8月4日金曜日

韓国、増税なき福祉政策をいきなり放棄。6000億円規模の増税案

ムン・ジェイン大統領が就任した韓国。労働運動出身のムン氏だけに低所得者層への政策配慮をどんどん出しています。公務員を増やして雇用を確保するのもその一環。非正規労働も減らすような政策です。

一方、「増税しないで頑張るよ」と言ってきたものの無い袖はふれません。いつかは増税出してくると思っていましたが、思いの外早く、8月2日に政府の増税案を出してきました。
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韓国政府案ですが、どうやら大統領主導というよりは与党民主党によって急遽ねられたようですね。増税への批判を減らすためにいわゆる富裕層や大企業に的を絞った増税案です。試算によれば6000千億円規模の増税になります。経済規模が3倍位ある日本で言えば1兆8000億円増税するよーって言い出したと思っていただければ。

中身を見ると、完全に「ポピュリズム」増税。富裕層や大企業に負担がかかるようになっています。増税対象を絞り込んだことで「ピンセット増税」と言われることも

法人税の最高税率を25%に。これは実に28年ぶりの税率の上げで日本の23%を「逆転」する税率になります。

また、大口のキャピタルゲイン課税に累進税を導入(通常譲渡益課税は20%だが、3000万円以上の譲渡益については25%の税率に)

さらに相続税と贈与税の控除を段階的に減らしていきます(新天地注。韓国では相続のあと、6ヶ月以内に自主的に相続税を収めると7%の軽減があります。これを段階的になくしていきます)
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完全に「富裕層狙い撃ち」ですが富裕層だけに的を絞ったために増税額は6000億円程度。かなり規模は足りない。
一方では増税を嫌った富裕層や大企業の韓国脱出を後押しするだけ、というかなり冷たい批判もあります。

さて韓国の証券市場は大統領就任後はアメリカ株高や半導体堅調で結構上昇しました
しかし予想外?のキャピタルゲイン課税に「おや?」ってな値動きをしています。
ギャンの教科書なら「戻り売り、もしくはレンジを下に放れて追撃売り」なチャート。「高値圏での大きな下げは相場変調のサイン」ですからね

ちょっと注目しておくべきかと思います。ここが下げのグラウンドゼロになる可能性は十分かと。色んな意味で。

参考。韓国コスピ指数(クリックで拡大)

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